行政書士の収入はどれくらい?

行政書士の仕事に興味を持つ人にとって、「行政書士はどのくらいの収入があるのか」は、とても知りたいことだと思います。

しかし、行政書士の収入については、年収100万とも1000万とも言われていて、つかみどころがないというのが現状です。

それというのも、行政書士の実態が様々過ぎるからです。行政書士専業でバリバリ仕事をしている人も行政書士なら、行政書士と司法書士の資格を併せ持って兼業している人も行政書士、更に「週末行政書士」と言われる「平日は会社員、土日だけ行政書士の営業をしている人」も行政書士なのです。

1人の人間が、行政書士と司法書士、両方の資格で開業していて、行政書士収入が200万円、司法書士収入が500万円である場合、その人に「行政書士の収入は?」と質問すれば「年収200万円です」と答えるでしょう。

また、平日は会社員をしている人が、週末だけ行政書士業務をしている場合、週末の収入が100万円であれば、それは割の良いアルバイトではありますが、この人の行政書士としての年収は100万円」という事実につながります。

そしてそうした事実をもとにしてアンケートや統計がとられ、その数字が一人歩きしている状況が、確かにあります。

実際、1000万円を軽々と超える収入がある行政書士は、それほど珍しい存在ではありません。また、年収50万円くらいの行政書士がいることも事実です。上記のような兼業・副業という事情だけでなく、単純に収入が低い行政書士もたくさんいます。

しかし、それは他の職業でも同じことです。たとえ弁護士でも、開業したものの収入が少なく、廃業していく人もたくさんいるのです。

これはもう、法律家としての能力というより経営者としての能力の問題であるとしか、言いようがありません。資格を持っているだけでは収入にはつながらず、資格を生かして売っていく道を探らなければ、商売にはならないわけです。

行政書士の収入額については、行政書士事務所を続けている行政書士は、その収入で生活し、家族を扶養し、家のローンを払っていると推察できるわけですから、まあ、少なくとも、普通の会社員くらいの収入はあると思っても間違いではないでしょう。