行政書士の仕事-許認可申請

許認可申請は、行政書士業務のうち、代表的なものです。

行政書士の作成できる書類は、「官公署へ提出する書類」と「権利義務・事実証明に関する書類」ですが、許認可申請書は、正に「官公署へ提出する書類」です。

許認可申請書の種類は非常に多く、建設業許可を始めとして、飲食業許可、風俗営業許可、古物商許可、産業廃棄物収集運搬業許可、医薬品販売業許可、旅館営業許可、一般貨物自動車運送事業許可、宅建業免許登録、貸金業登録など、いちいち挙げていたらきりがありません。日本行政書士会連合会のサイトによれば、こうした許認可の種類は、1万を超えるとのことです。

さて、許認可申請をするには、当然ですが、事前に、その許認可について行政側が許認可を下す基準を知っていなければなりません。そうした基準を満たす書類でなければ、提出しても成果は出ませんから、書類作成の前に、クライアントとよく話をする必要があります。

ただ話をするだけではなく、現地を実際に見た方が確かであることも、ままあります。こうした許認可申請書には図面を添付することが多いのですが、図面と現状が一致していないことがあるからです。特に、ワンフロアを数社で共有しているような場合は、図面だけでなく現地を確かめた方が確実である場合が多いと思われます。

また、許認可申請は、「急いでほしい」というクライアントの要望により、迅速さが要求されることの多い業務です。ですから、後から訂正や補足が出てくることなくスムーズに書類が通るよう、丁寧に書類を作っていかなければなりません。

許認可申請の業務は、その種類により、許認可要件のハードルが低く、簡易な書類を提出すれば終わるものと、許認可要件が厳しく、多くの書類の添付が必要なものがあります。

行政書士の報酬は自由化されているため、この申請にはいくら、あの申請にはいくらといった基準はありませんが、色々な行政書士事務所の平均を考えると、新規の許可申請で、簡易な許認可申請が概ね3万円くらいから、難易度の高い許認可申請だと20万円弱くらいの報酬を設定している人が多いようです。